2024年7月6日にオープンしたOMO5函館 by 星野リゾート様からのご依頼で、ホテル内の『OMOダイニング』の暖簾のデザインを手掛けさせていただきました。
OMOダイニングは、函館の文化シンボルとしても有名な『五稜郭』と「海鮮市場」をモチーフにした空間設計が成されており、「函館ファイブスター」というコンセプトで「海鮮丼」「炙り焼き」「寿司」「いかめし」「潮ラーメン」という函館を代表する料理を贅沢に余すことなく楽しめるビュッフェを提供しています。
暖簾のデザインでは、OMO5の元々の20代〜40代の比較的若い世代が観光を楽しむベースとして利用できるホテルというビジネス戦略を考慮しながら、白を基調としたOMOダイニングのモダンな空間と馴染むような、シンプルでありながら海鮮市場感も感じることができるデザインを目指しました。
また、広報ツールとして今後「函館ファイブスター」のコンセプトが伝わりやすいように、「五稜郭」と「函館の海」を感じさせるシンボルを作成することで、暖簾だけでなく、様々な媒体でも展開させやすいデザインを心がけました。
暖簾で使用している書体は、フォントワークスさんで2024年にちょうど新発売された「鼎隷書(かなえれいしょ))」を採用しました。
求めていた空気感に、「モダンさ」を感じさせつつも同時に「市場のような活気感・日本文化感」を感じさせられる書体を探していたので、この書体が抜群にハマり、ダイニングの全体の空気感にピッタリ馴染ませることができました。
函館にお立ち寄りの際は是非『OMO5函館 by 星野リゾート』をご利用ください。
DESIGN
KAZUKI TOMITA